車やバイクの鍵

鍵屋苦戦！ レクサスＬＣ500の内鍵（インロック）は開ける事ができるか？

鍵屋苦戦！ レクサスＬＣ500の内鍵（インロック）は開ける事ができるか？
北谷町上勢頭にある中古車販売店『DELIGHT（ディライト）』様にお願いして、レクサスＬＣ500Hコンパーチブル 令和３年式（新車価格なんと1,500万円！）の内鍵（インキー）を開錠できるか挑戦しました。
『ディライト』の社長様、ご協力ありがとうございます。
 
今回は4人の同業者で検証することになりました。
そのうち3人は鍵屋さんで1人は車の整備士です。
鍵屋は3人とも、ピッキングに関して沖縄では5本の指に入るほどの実力者。
そして整備士さんは、レッカー業務をするためにピッキングの基本を数年前に学んだ人で、今ではかなりの実力者となっています。

レクサスのドアの鍵を開けるのはプロでも難しい！

レクサスのドアのカギは開けるのが大変です。
画像のように非常に小さな隙間からピッキングしなければなりません。
まともに作業をさせてもらえない形状で「マジむりじゃね！」と思いました。
 
【車の基本情報】
グレード：ＬＣ500H コンバーチブル
ミッション：10AT
エンジン型式：2UR-GSE V型8気筒DOHC（5,000cc）
セキュリティ：ID4Aスマートキー

木製レプリカのドアで練習開始！

いろんな苦難を乗り越えて、最終的にはレクサスＬＣ500Hのドアを開けることができました。
ここにたどり着くまでには多くの障害がありました。
まず高級車なのでカギ周辺には何重ものマスキングシートを貼って、傷がつかないようにしました。細心の注意を払いながら作業に入りました。
 
レクサスは、いつでも好きなように練習できるわけではありません。
そこで寸法をはかってレクサスのドアの形状を木材で作り、これに合わせて道具を作ることにしました。
木で作ったＬＣ500Hのドアのレプリカを使って検証作業開始。
なんとピッキング用のテンションがドアに当たるため、ピッキングに成功しても傷がつくことがわかりました。
これは改善しなければなりません。

レクサスのドアが傷つかないテンションを製作！

下の動画は加工前のテンションです。
開けたとしても車体に当たり、傷がつきます。
そして下の動画は加工後の専用テンション。作り方はヒ・ミ・ツ
加工後のテンションは、ドアに当たらないので傷がつく心配がありません。
ピッキングマニアにはたまらない一品です。

レクサス専用のピッキングツールを自作！

今度はピックの製作です。
これもレクサスの形状に合わせて材料や硬さやしなやかさなどを考慮し、職人が時間をかけて削り出しました。
完成するまで5本ほど失敗してますが(笑)
さぁー、そこのマニアさん、よだれ出てきましたか・・・？(笑)
今回の検証で、もっと精度の高い開錠道具を作りました。
こちらの道具では３人とも開けることができました。
でもかなり練習が必要です。

ピッキングで鍵のプロ3人が負けた！？

鍵屋たるもの、道具に頼ってはいけません。
やはり正統派のピッキングでも開けられるようにしなければなりません。
そこで最初に考案した道具でも鍵を開けることにしました。
 
フリーピックでのピッキングですが、今回、本職の鍵屋３人が開けきれませんでした。しかしピッキングマニアの整備士さんは、なんと連続３回フリーで開けてました！
 
・・・・・あの・・・俺ら3人って鍵屋の中でもレベル高い方だよね・・・沖縄では確実に５位以内のレベルだよね・・・。
がーーーん、現役の鍵屋３人が・・・整備士さんに負けました・・・。
これから沖縄で車の鍵が難しくて開かない場合は、ピッキングマニアの整備士さんへお願いしたい！
 
でも整備士さんは「あほか、やらんよ・・・・。オレ鍵屋じゃねーし。」とのこと。
沖縄でピッキングのナンバーワンは確実にこの人です。
マニア恐るべし！　
これからは先生と呼ばしていただきます、謝〇先生！

鍵屋の技術力向上は、日ごろの練習と人脈がものを言う！

お世話になった中古車販売店『DELIGHT（ディライト）』です。
レクサス・クラウンなどのカスタムを得意としている一味違った販売店です。
 
周りのいろんな人のつながりで、今の技術力の高さには訳がある！
 
ピッキングネタがもう一つあるので気が向いたら書こうと思います。
タイトルはピッキングマニアからの挑戦状このＭ３８２ハーフタンブラー開けきれたら
１万円です。
写真がないので記事の投稿はいつになるかわかりません。
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