イモビライザー解除の方法 イモビカッターの対策方法
私が今までに対応したお客様の中に、イモビライザーの鍵をなくしたので鍵を作成して欲しいと多数の依頼を受けて来ました。
しかし、お客様の中にはイモビライザーはいらない、面倒だからを解除してほしいと依頼を受ける事もあります。
イモビライザーの解除は可能なの?
その答えは、YESでもありNOでもあります。
イモビカッターについて
これは、実際のイモビカッターと言われる代物です。
5年前に2500円ほどで入手しました。
値段も安いので一気に普及し盗難が倍増しましたが
これらの機械を使えば、1分ほどでイモビライザーの解除はできます。
しかし、一般人が持つと警察に捕まる可能性があります。
また、これらの機械はカギ従事者のみ携帯する事が許されています。
これらのことから、イモビカッターを用いての解除は不可能に近いのかもしれません。
イモビカッターの欠点とは?
イモビカッターでイモビライザーの解除をする場合、常にイモビカッターを付けたままにしないと作動しないなどの欠点もあります。
さらに、イモビデータを書き換えますのでイモビカッターを外した場合は手持ちの鍵も使えなくなります。また、解除できる車種も決まっております。
現実的にイモビカッターを使用しての解除は、イモビカッターが手に入らないと不可能となります。
初期のイモビカッターの被害に合う可能性がある車両
トヨタ車種ではハイエース、プリウス、セルシオ、ランドクルーザーが被害に合っているようです。
大まかな年式で言えば、平成18年以上でモデルチェンジした車両については盗難の心配はないです。
平成15年~18年の間に作られた4Dイモビライザーのトヨタ車両なら注意が必要ですが、平成9年~15年の4Cイモビライザー車については大丈夫です。
※15年~18年式トヨタ車(スマートキータイプは要注意)
平成12年式セルシオ
例外もあります。平成12年式セルシオは例外なので注意が必要。
因みに私がイモビカッター装置で解除することはありえません。
それは、イモビカッターをお客様に渡してしまうことになるからです。
私(カギ出張24時沖縄)の場合、別の方法でイモビライザーを登録することが出来ます。
従って内部のデータを壊すような、イモビカッターを使用する事はありません。
近年、イモビカッターで大騒ぎになった際、トヨタ車についてはイモビカッターの対策がされています。
年式は、初年度登録が平成18年以上の車種(モデルチェンジした車両に限る)に関してはイモビカッターの対策がされています。
このように、イモビカッターが使用出来る範囲も年式により限られてきますし、イモビライザーのシステム自体も問題が出れば常にバージョンUPを繰り返します。
トヨタ車では、20プリウスは盗難の危険性がありますが、平成21年5月から販売された30プリウスなどはイモビカッターの対策がされていますので、盗難の心配はしなくてもいいと思います。
心配な方は、車検証の型式などで調べてみてはいかがでしょうか?
仮にご自分の車がイモビカッターの被害に遭うと思われた場合、同じ品番のスマートコンピューターを新品に変える事で解決することが出来ます。メーカーの部品供給においてもその対策はされているようです。
現在私が知る限りでは、トヨタ車で18年以上の年式(モデルチェンジした車両に限る)に関してはイモビライザーを解除したとしてもエンジンはかからない仕組みになってます。
いわゆるカード的な装置があり短時間で車を盗難する事は出来ないのでご安心ください
ここまでお話したのは初期のイモビカッターの話です。
大まかに16年~20年(19年からモデルチエンジした車両は対策済み)までの車種に限ります。
初期のイモビカッターはすでに、メーカー側で対策されています。
メーカー側のイモビカッター対策の歴史
初代イモビライザー 4C センチュリー8年~
2代目 4C改 クラウンなど12年~15年
3代目 4D 初キーフリーシステム搭載、初期のイモビカッターで盗難の被害拡大16年~20年ぐらい
4代目 4D改 コンピューターでイモビカッター対策される 20年~25.6年ぐらい
(現在)5代目 G H 8A イモビライザー対策を強化だが徐々に解析されつつあります。
進化するイモビカッター
この記事を書いて数か月して分かった事ですが時間の流れとともにセキュリィーも破られます
私はイモビカッター2呼ぶ事にします。
初期のイモビカッターとは違い数分で解除できる訳ではなく
素人で40ほどかかるようです。
なれると10分以内で盗難出来ると言われてます。
プロ仕様なので、機材が高いうえメーカー車種限定仕様になっております。
大まかに20年~26年までのメーカー車種限定でモデルチエンジした最新の車では使えません
すでに、メーカー側で対策されています。
あと古いイモビシステムには対応してません(平成18年~20年式にも使えません)
2年前に、これらのプロ仕様使った窃盗団が逮捕されてます。
↑イモビカッタープロ仕様2.5
これは完全に移動のみを目的とした高額なプロ仕様になってます。
間に細かい改良型がいろいろありますが、とりあえずスルーします。
この手の機材は鍵に従事する人のみ購入ができる為
窃盗団などが、簡単に手に入れる事はできません
そこで、プロ仕様を使わず、割と安価な装備で盗難ができる様に
少し細工をしたのが出てきました。
私はイモビカッター3と呼ぶ事にします。
組み換え型と呼ばれる方法でスマートコンピューターと連動したKYEを取り替えて盗み出す方法です。
手に入りやすいある物を使って盗む方法です。
初期投資5000円ぐらいで作れます。
プリウスの被害が多く車種限定で盗難する事ができます。
実は、数年前まで、これを応用した方法で鍵の紛失の復旧作業をしてました。
今は使ってない技術ですが車種限定など制限がある為・・・今は他の技術に移行してます。
この方法を使い2017年にプリウス100台以上盗んだ窃盗団が逮捕されてます。
今の現在の支流なっている盗難方法かもしれません
最新最強のイモビライザー解除方法リレーアタックとは
スマートキーは微弱な電波を発信してます。
そこでその電波を取得し増幅する事でドアを開けエンジンをかけて盗難する方法です。
海外で20ドルほどで売られていると言われ安価に手に入るようです。
この手の方法だとスマートキー使用の車種・メーカー問わず、どんな対策をしても無駄です。
単純明解で最強の盗難方法です
リレーアタックは、セキュリィーアラームも解除される
通常イモビ搭載車には2重のセキュリィあります。
イモビライザーとセキュリィアラームです。
しかしスマートキーの情報が盗まれるとその両方が解除されます。
簡単に言うとスマートキー(鍵の情報を全て取られる)
最近盗難防止用の社外品などの既製品が売られてますが
リレーアタックに関しては対策にはなりません
今はリレーアタックの対処方法はありませんがそのうち対策品が出ると思います。
しかしすぐに、新しい方法ができて、イタチゴッコになると予想されます。
対策しても数か月後には、対策にならないという事も考えられます。
歴史が証明してます。
簡単に安価にリレーアタックを防ぐ方法
スマートキーの電池を抜けば電波が出ないのでリレーアタックを防ぐ事ができます。
様は、電波を盗まれなけれないようにするだけです。
エンジンをかける時はプッシュボタンにかざしエンジンをかければよいと思います。
スマートキーに電池を入れたままにしたいなら
スマホ等の電波を遮断する袋がアマゾンで1000円以内で買えるのでそれらを利用してもいいと思います。
あと、100円ショップで売られているアルミ缶の中に入れて蓋をしても対策になります。
私が考える盗難を防ぐ一番有効な方法とは
イモビ系の対策は時間が立つと破られます。
なら警報装置で対応する(セキュリィーアラームを社外品にする)
様は時間を与えてしまうと車は盗まれます。
そこで、ドアが開くと警報音が大音量でなるようにすればいいのです。
最近ではリモコン付きで5000円以内で手に入ります。
元々最近の車には標準でセキュリィーアラームは付いてますがイグニッションをONすると解除されます。
そこで、2番目のセキュリィーアラーム2を付ける事によって盗難を防ぐのです。
あと、セキュリィーアラーム2に別電源を取りバッテリーが外された時の対策をすると
完璧です。
セキュリィアラーム2リモコン電波盗難防止対策為、手動式タイマースイッチ装備で超完璧です。
社外のリモコンはよく壊れるので手動式も必要なので一石二鳥です。
そこで結論です。
私たち鍵屋も新しいシステムに対応できないと
鍵屋としてやっていけません
今は世界中でイモビ解読の情報が高値で売り買いされている現状では
車の防犯に関していえば、イタチゴッコであり
今有効なシステムもいずれは、それも短期間で破られるという事です。
さらに詳しい内容がわかり次第記事を修正しようと思います。
しかし数か月でこうもイモビライザー破りが変化するとメーカー側もどうしようもありません
イモビカッター対策を安くする方法
リレーアタックには通用しません
OBD系のイモビカッター対策としてOBDの配線に細工すると、お金をかけずに対策する事ができると思います。
①8番をハサミで切る=0円で出来ます。
②8番の配線にON、OFFスイッチを付ける=1000円ほど材料費がかかります。
①を選択した場合 故障などを調べる診断機などが使えなくなります。
②を選択した場合 診断機を使う場合スイッチONする
加工などは、自己責任でお願いします。
イモビライザーを解除するイモビキャンセラーについて
イモビライザーの解除ですが、機械をイグニッションに付ける事で解除する機械はあります。
イモビキャンセラーという名称の機械です。
2500円~5000円ぐらいで手に入ります。
しかし、実際にイモビライザーは解除してません。正確には解除している状態になっていると言った方が正しいです。
イモビキャンセラーの仕組みと取り付け方
イモビライザーを解除するには、持っているイモビライザーの専用キーが必要になります。
イモビキャンセラーの使用方法は、IDチップが内蔵された鍵をその機械にいれます。
後は、配線をイグニッション側に巻き付ければ終わりです。
イモビキャンセラーは、絶えずIDがイグニッションに認証されている状態を作ります。
これが、イモビキャンセラーの基本的な構造となります。
結論から申しますと、ID付きの鍵が絶えず鍵穴にあるのと同じ意味になります。(鍵が1本手元からなくなるのと一緒です)
イモビキャンセラーを取り付けると、ID(チップ)なしの合鍵でエンジンがかかります。
本来、イモビキャンセラーはエンジンスターターを取り付ける為に付けるもので、イモビライザーが嫌だから解除したいという理由だけで取り付ける物ではありません。
わざわざ機械を買わなくても0円でイモビキャンセラーと同じ状態に出来る方法があります。
その方法を公開します。
誰でも出来るイモビライザーを解除する方法
①リモコンキーからIDを取り出します。
②イグニッションのIDが反応する位置にIDを両面テープで止めます。
③これで、機械を買わずに0円でめんどうな配線もなく電力もかかりません!
あとは普通に合鍵を作成してエンジンをかける事ができます。
※但し、ID(チップ)を紛失したり破損した場合は鍵を紛失したのと一緒になります。
鍵を分解してIDを取り外したくない方は、ID入りの鍵を反応する位置まで持って行き、そのままテープで止めてください。
これらの方法とイモビキャンセラーの仕組はほぼ一緒です。
イモビライザーの解除は可能なの?
その答えは、YESでもありNOでもありますと冒頭お答えしましたが、実際には解除されてません。
解除した様になったと言った方が正しいでしょう。
イモビキャンセラーは絶えず、IDを認識している状態という事を覚えておきましょう!
鍵をイモビキャンセラーに入れるのが嫌だという方には、IDを読み取るタイプもあるようです。
イモビアダプターについて
イモビアダプターは、コンピューターに鍵を入れる事なくIDを記憶させる機械です。
①鍵のIDを機械に読ませます。
②機械を取り付けて終わりです。
しかし、最近の車だとIDを認識しない可能性もあります。
イモビライザーにも、固定コード・変換コード・ローリングコードなどのIDコードがあります。
イモビライザーも常に進化してます。防犯性を考慮して簡単にIDをコピーされると困るのです。
従って、IDコードによっては、イモビアダプターが使えない可能性もあります。
私が思うに固定コードのみ使用できるのでは?と考えてます。
イモビアダプターを買う前に、それが使えない場合がある。と覚えておくと失敗しないと思います。
でも、それらが出来るタイプがあるとしたら、値段的に凄く高くなると思います。
それだけ高性能な電子システムを安く提供できるはずがありません。
また、エンジンスターターを取り付ける為に仕方なくイモビキャンセラーを取り付けると言う事は、防犯機能を犠牲にして取り付ける事になります。
結果的に車が盗まれやすくなるので注意が必要です。
イモビライザーのIDは安価にコピーできるようになった
でも、あれから数か月で立ち最近では安価にこれらができる様になりました。
直接スマートキーのIDを小さなチップにコピーできるようになり
本当に技術革新の速さには驚きを覚えます。
今現在わかる情報はここまでです。
さらに詳しい情報が入り次第、修正します。
まとめ
1.イモビライザーは常にバージョンUPしそれに伴い・イモビカッターも進化している
2.お金をかけなくても盗難対策はできる
3.イモビキャンセラーは常にIDチップを認証している状態にしている。実際には解除はしていない。