ホンダライフ 鍵の製作 セキュリティ解除
こんにちは、沖縄の鍵屋です。
今回のお仕事は、沖縄県北谷町吉原でホンダライフの鍵をなくしてしまった。と連絡がありましたので出張して来ました。
電話での問い合わせの時に、現場で鍵を何分ぐらいで作れますか？
と聞かれたので、３０分以内で出来ますのでお任せください。と返答して現場に向かいました。
現場に到着後、念のために後部座席の窓を見てみるとセキュリティステッカーが張られてます。
もしかして、イモビライザーなのか？？
しかし、セキュリティのステッカーが貼られていても、イモビライザー確定というわけではありません。
正直、イモビライザー確定かどうかは、総合的な要因で判断します。
下記の画像を見ても分かるように、鍵回りにデッパリがないですよね？
このような場合、イモビライザーではない可能性があるんです。
年式、型式など照らし合してもイモビライザーではありません。
でも、まだ確定ではありません！実際に鍵を作ってみます。
イモビライザーではなかったです。
ホンダの鍵製作については、独自の乱数表をベースにして鍵穴からピンの高さを見極めます。
インスタコードより使い勝手が良いため、検索をかけた場合、２個以上の選択をする事ができます。
その為、段差の読み違いを軽減できるように工夫されているので使い勝手が良いのです。
単純に言うと、読みにくい段差の特殊キーでも２０分ぐらいで鍵が出来るのです。
無事に特殊キーが完成しました。
鍵は完成したのですが・・。
実はここからが大変なんです。
完成した鍵でエンジンはかかりますが、エンジンがかかっていてもクラクションが鳴り、両方のウインカーが点滅してます。
セキュリティアラームの解除方法
一部のホンダ車種では、リモコンキーで鍵を閉めた場合、セキュリティアラームがセットされます。
リモコンキーではなく、鍵を手動で開けた場合、クラクションが鳴りぱなしでウインカー(両方)が点滅するため、自走では走れません。
その対処方法としては、クラクション系のヒューズを抜けばクラクションは鳴りません。
しかし、ウインカーの方は改善されません。
ウインカーが点滅のままだと事故を起こしかねませんので、完全にセキュリティの解除をしなくては行けません。
セキュリティ解除の方法としては、室内側のコンピューターボックスにセキュリティ解除のヒューズボックスがあります。
通常は、メインボックスから１０Ａをコンピュター側に刺してセキュリティを解除する事ができます。
今まではその方法で解除出来たのですが、その方法が通用しません。
ちゃんとした手順を踏まないと完璧に解除されないようです。
今回は、３種類の方法で試したのですが全て失敗に終わりました。
今回の経緯
①運転席のドアを開けた場合はセキュリィアラーム解除成功
②助手席のドアを開けた場合はセキュリィアラームが作動
全てのドアでセキュリティ解除をしないと意味がありません。
しかし、悩んでる間の１時間後にすべて解除する事ができました。
結論からいうと、感覚的には理解してるつもりですが、理論的には理解してないようです。
これは次への課題となりました。
お客様には３０分で鍵を作ることが出来るといいましたが、実際には鍵の製作に３０分、セキュリティ解除に１時間ぐらいかかりました。
お客様がいい人だったのでまだ良かったのですが・・・。
今回は後味が悪い仕事となってしまいました。
次回、ホンダライフに出会った時は「時間短縮」にリベンジします！！
