トヨタ アルファード 鍵の製作 外車のドア開錠
沖縄市美里方面より電話があり、車(アルファード)の鍵を開けてほしいと連絡がありました。
現場に行くと、お客様の車はお店(トヨタ)に運ばないと行けない。と言ってました。
お店まで車を運ばないと行けない理由をヒアリングしてみると、
ディーラーからは、鍵屋さんに鍵を開けてもらってからレッカー車で店まで運びます。と言われたそうです。
その必要はないですよ。
私が現場で鍵を作りましょうか?と尋ねると、鍵を作ることが出来るならお願いします!と言われ、交渉が成立したので作業に取り掛かります。
トヨタアルファード 鍵の製作(イモビライザー)
今回の車種は、平成15年式のトヨタ アルファードで、型式が「ANH-15W」となります。
型式から判断して「10系」に該当する為、イモビライザーが標準装備されている車種となります。
今回の4C(イモビライザーの種類)にしては珍しいチップ構造となっており、ガラス管タイプのチップでした。
ガラス管タイプのチップは初めて使用しますが手順に問題はありません。
鍵の製作をする時は、念の為に専用機械でIDをチェックします。
IDとは、イモビチップ(ICチップ)の種類になります。
機械で調べた結果、このガラス管チップは4Cタイプだと確定しました。
アルファード10系のコンピューターになります。(上記画像参照)
ここから、イモビライザーのデータが入っているロムをハンダで取り出し、PCで編集してID(4C)を登録します。
登録方法は主に2つあります。
1つ目は、リセットデーターを作り、登録する方法。
2つ目は、マスター領域に直接IDのデータを入れる方法です。
特殊な配列データの場合や、データーが壊れた場合はリセットデータを作ります。
しかし、今回はマスター領域に直接データを入れていきます。
編集も無事に終わり、コンピュターを車に戻して鍵を回してみます。
無事に車のエンジンがかかりました!
お客様から、意外と早くできるんですね?
ディーラーから1週間ぐらいかかると聞かされていたので。とても助かりましたと、お客様から温かいコーヒーを頂きました。
今回も無事に作業を完了することが出来て良かったです。
フォルクスワーゲンの内鍵(インロック)をピッキングで開ける
アルファードの現場を終えて事務所に帰ろうとした時に、フォルクスワーゲン(ゴルフ)の鍵開けの依頼が入りました。
現場は糸満市武富付近です。
沖縄市からだと少し遠いのですが、高速を使えば以外に近いものです。
フォルクスワーゲンなどの外車については、特殊キータイプが多いのですが、場数を踏んできた私にとっては特に問題ないです。
ピッキングでドアを開錠します。
5分程度で開けることが出来ました。
数分でドアを開錠したので、お客様はびっくりしてました。
お客様の話では、知り合いの車を内鍵(インロック)した際にJAFを呼んだのはいいが、6時間経ってもドアを開けることが出来なかったそうです。
その印象が強く残っているらしく、鍵開けに時間はかかるものだと覚悟していたそうです。
鍵屋の私からしたら、6時間もかかってドアを開錠することが出来ないのはありえない事です。
たまに知り合いの鍵屋さんから、ドアを開錠するのに苦戦しているという話を聞きますが。
結論から言うと、鍵を作成することが出来れば、基本的に時間をかけることなく、ドアなどを開錠することができるようになります。
段差を読みながらピッキングするだけでいいんです。
新しいタイプのフォルクスワーゲンについては、ピッキングしても空回りするタイプがありますが、空回りする=シリンダー(鍵穴)が壊れている訳ではありません。
ピッキング行為で空回りさせるのはピッキング防止の為です。
問題なく鍵穴から開錠することが出来ます。
仮に、他の鍵屋さんがドア等などを開錠する事が出来なかった場合は私にお任せ下さい!!
お客様の期待に添えることがきっと出来ると思います。