沖縄でトヨタクラウンマジェスタの鍵をなくした
沖縄県浦添市城間の公園付近で、17クラウンマジェスタの鍵をなくしたと連絡が入りました。
クラウン系なら場数をこなして来た私の出番となります。
早速、お客様に車検書を探して頂いて「初年度登録日」を確認します。
それは、車検書に記載されている初年度登録日を確認することにより、イモビライザーが入っているのか?を知る為です。
また、年式によってイモビライザーのIDタイプも違うので、同時にIDも確認することができます。
お客様の申告によると、17クラウンマジェスタの初年度登録は平成11年でした。
これは間違いなく、4Cタイプのイモビライザーとなります。
年式的には古い車ですが、マジェスタは高級車の部類に入るので、イモビライザーが標準装備されています。
さすが世界のトヨタさんは違いますね。
しかし、鍵をなくした側からすると悪夢が待ち受けてます。
通常、このタイプのカギを紛失した場合はディーラーで1週間以上かかります。
1週間(期間)+レッカー代がかかりますので料金はそれなりに高いです。
そこで私たち鍵屋さんの出番となります。
私の場合、現場で直接カギを作るので1時間後には乗って帰れます。
鍵屋さんの確認作業
確認作業の流れとしましては、初めに車内に鍵が落ちてないか?を確認するために鍵開けをします。
私の場合は、ピッキングでドアの鍵を開けます。(約2分程度)
ドアを開けた後、お客様に車の中に鍵が落ちていないか?を確認してもらいます。
確認後、鍵がないようなので鍵の製作に入ります。
私の場合、鍵穴を覗き、段差を読みとってから鍵を作ります。
段差を読み取ったら、コンピュターキーカットマシンに段差を入力してカギを彫ります。
さすがコンピューターマシンだけあって、手掘りより早くて綺麗な仕上がりになります。
昔に比べたら本当に楽になりました。
通常のカギ製作ならこの作業で終わりですが、イモビライザーなのでコンピュターの編集をしなくてはなりません。
17クラウンコンピュターの編集
ハンダ作業で93c56の石を外し編集していきます。(上記の画像を参考)
覗いてみると、56に車両データらしき物があります。
これは、なかなか当たらないデータの配列ではあります。
車両データが割と短いタイプなので直接IDを編集します。
仮に、編集したデータでエンジンがかからなければ、登録モードに出来るようにさらに編集します。(念入りが大事)
編集したデータを元に戻してエンジンをかけてみます。
ブォォォ~ンとエンジンが無事にかかりました。
今回の作業時間は、1時間30分で鍵が出来上がりました。
今回もお客様に喜んでもらえたのでやりがいのある仕事だと思っております。