トヨタセルシオの鍵製作とリモコンキー登録
平成13年式のトヨタセルシオで型式がUCF30系です。
鍵紛失の為、鍵製作とリモコンキーの登録依頼です。
場所は沖縄県沖縄市で、オーナさんは前にも別の車でお世話になった事がある方でした。
日本最後の高級車ブランドセルシオ
日本にレクサスが無い時代、トヨタの最高級ブラントとして立ち上がったのがセルシオでした。
しかし、元々は海外の最高級ブランドとして海外から日本にやって来たブランドです。
日本では、レクサスとしてブランドを立ち上げた為、セルシオの名は消滅しました。
セルシオは、LSという名称でレクサスとして販売された経緯もあります。
個人的には、セルシオに出会えた事を感謝してます。
なぜなら、イモビライザーに関する先入観を無くすキッカケをくれた車両だからです。
このタイプは初めてなのですが、イモビライザーとは別の検証もしたいと思います。
トヨタセルシオのイモビライザーの判別の仕方
セルシオと名をもつ車は、イモビライザー標準装備だと思っても良いと思います。
現在、沖縄県内を走っているセルシオに関してはイモビライザーで間違いないと思います。
イモビライザーの見分け方としては、メーターパネル内のセキュリティランプ(鍵マーク)で確認できると思います。
これがある場合は、確実にイモビライザー標準装備です。
まず、鍵を作ります。
それからいつもの様にイモビライザーの登録作業をして終わりです。
今回の作業で、特に時間がかかったのがリモコンの登録です。
トヨタセルシオのリモコンキー登録作業
依頼してくるほとんどのお客様がリモコンキーもお願いします。と言われます。
しかし、リモコンキーの材料費は安くはありません。
お客様の要望にできるだけ応えるように、リモコンキーを数多く仕入れますが在庫のストックには限界があります。
そこで、ある程度の使い回しが出来ないか?を調べてみました。
例えば、セルシオ専用のリモコンキーでもクラウン等に使用できるとしたら、2個必要なリモコンキーが1個で済みます。
意外と同じメーカーであれば使いまわし出来ます。(すべてのリモコンキーが使える訳ではありません)
イモビライザーはある程度攻略してますが、リモコンの登録方法がイマイチな部分があり、どのリモコンキーが合うのか?など課題もあります。
こればっかりは、経験を積むしかないようですね。
今回は2個登録させていただきました。
リモコンキーからドアの開け閉めをすることができ、トランクは自動で開ける事ができました。
もちろん、エンジンもかかります。
リモコンの登録をするのに2時間かかりました。
次回からは1分で出来そうです。
原因は、どのリモコンキーで登録できるか?が分からなかったからです。
しいて言うなら詰めが甘かったです。
しかし、時間がかかった分、大きな発見もありました。
・オンボード登録で書き換えモードにするとすんなり行けること。
・リモコン登録の場合、登録するリモコンキーのカギを削る必要がないこと。
少し課題も残りましたが、リモコンキーについては、マスターしたと思っております。
次回はオンボードではなく、機械で出来るか?を検証してみたいと思います。
因みに鍵屋さんの間では、イモビライザーを略してイモビと呼んでる鍵屋さんが多いです。
今回はリモコンで苦戦しましたが、確実にレベルアップしています。