ニッサンノート イモビライザーの確認方法
17年式ニッサンノートE11系
今回は金武町からの依頼で、イモビライザー搭載なのか?が分からないそうです。
電話で質問されていましたが、車検書も手元になく年式等も不明だと言う事で現場まで確認に行きました。
E11系の場合、平成17年6月からイモビライザー搭載と思ってましたが。
このニッサンノートの初年度登録は平成17年3月でした。
実際の情報と少し違いますので実際に調べたいと思います。
ニッサン車のイモビライザー確認方法
①運転席の窓や後部座席の窓にセキュティのステッカーが張られているか?
※張られていたとしてもイモビライザーではない場合もあります。
この時点でイモビライザーの確率70%です。
②次にステアリングノブを見てみます。
鍵を入れるノブが少し大きいですね!イモビライザーではない場合、鍵を入れる場所が狭くなってます。
これで、イモビライザーの確率90%です。
③次にメーター周りのセキリティランプを確認します。
鍵を回してエンジンがかかるか?を確認してみます。
エンジンはかかりませんが、警告音とともに点滅します。
この現象の確認によって、イモビライザーの確率が95%となりました。
④鍵屋さん向けの情報ではありますが、シリンダーの刻印が40000台だとイモビライザーの確率98%です。
後は、鍵を作成してエンジンがかからなかったらイモビライザーの確率は100%です。
検証の結果、平成17年式のニッサンノート(E11系)はイモビライザーだと判明しました。
イモビライザーの鍵製作の工程
始めに鍵を削ります。
コンピューター式のキーマシンなのでなめらかな仕上がりになりました。
鍵穴にイモビライザー専用のブランク(鍵)が入るか?の確認です。
入りません。
ヤスリで鍵が入るように少し削ります。
無事に鍵が入りました。
次にOBDを使用します。
専用の機械で登録を開始します。
ニッサンの場合はPINコードと呼ばれる番号があり、これを何回か間違えるとロックがかかります。
つまり、エンジンをかけることが出来なくなるので注意が必要です。
PINコードを計算します。
1分後に解析完了。
PINコードが分かれば、登録機で鍵の登録を進めていきます。
鍵の登録の際にエラーが出た場合、だましのPINコードの可能性もあります。
旧コードと新コードがあるみたいです。
因みに新コードは、20行のPINコードで構成されています。
私の経験上、旧コードしかやったことがありません。
新コードでないことを願って登録を開始します。
登録も順調に進み登録完了。
登録後になくした鍵のIDを消去。
これで、なくした鍵は使えなくなります。
今回はニッサンノートでしたが、メーカーや車種、年式によってはイモビライザーを登録する方法も変わってきます。