トヨタハリアー 鍵の紛失 イモビライザー
沖縄県那覇市国場にて、19年式ハリアーの鍵を紛失したと依頼を受けました。
19年式のハリアーはイモビライザー搭載車になります。
トヨタのハリアーについては、過去に2回、鍵を製作したことがあります。
今回は、過去2回の経験を元にハリアー対策もばっちり準備しましたので大丈夫だと思います。
下準備の内容としては、固いネジを外す為のトルクレンチなどの道具も事前に準備しました。
ハリアーは鍵を作る作業よりも、バラシ作業と組み立てる作業の方が大変なのです。
特に気を付ける作業がハンドル周りです。
ハンドル周りを綺麗に組み上げないと中に入っている配線が切れます。
蓋みたいな形をしたプラスチックを2回転?回して取り付けます。(上記画像参照)
今回は、自分1人だけでダッシュバラシは難しいと判断し、応援を呼ぶことにしました。
ハリアーのダッシュバラシについては、前のカバーが一人だと中々ハズレないので二人いると作業がはかどります。
二人で作業を始めると、とんとん拍子で作業が進みました。(下記画像参照)
ハリアーの製図を見ながら、トラスポンダーキーコンピュターを探します。
所謂、トラスポンダーキーコンピュターがイモビライザーになります。(下記画像参照)
取り出したコンピュターを裸にしてデーターを抜きます。
ここで注意しないと行けない事は、ハリアーの場合、データをそのまま上書きにしないということです。
間違ってデータを上書きしてしまうと、中のデーターが上書きされるのではなく、混ざりますので注意が必要です。
初期データを〇〇して再度見てみます。
まったく同じになってしまいました。
しかし、問題なく初期化成功です。
初期化することが出来たら鍵を登録します。
鍵を登録したらエンジンをかけてみます。
エンジンが無事にかかれば成功です。
今回も無事に成功しました。
無事にエンジンがかかったのでユニットを組む作業に入ります。
電装屋さんがよく使う言葉ですが、ダッシュをバラス時は勢いが大事でどんどんバラス。
ダッシュを組み上げる時は、バラシ時の倍の時間をかけてゆっくり、あわてない、よく考えながら組むとネジも余らない。
その方針に従って、休憩を挟みながら二人でダッシュを組み上げる作業をしました。
ダッシュを組み上げたら最終確認でエンジンをかけ、ドア窓などがちゃんと開閉するか?オーディオやカーナビがちゃんと機能してるか?のチェックを入れます。
今回も問題なく作業を終わらせることが出来ました。
※ハリアー後の作業には注意が必要です(鍵屋さん向けの情報です)
ハリアーのイモビライザー作業が終わって、機械の設定を変えないとトンデモナイことになります。
私の経験ですが、ハリアー後に機械の設定を変えるのを忘れてクラウン系のイモビライザー(4C)をそのまま編集したらデータが混ざり使い物にならなかった経験があります。
たまたま、過去に取ってあったクラウン系のデータで初期データを作り、難を逃れたので良かったのですが・・。
イモビライザーのデータ編集については、最新の注意を払った方がいいです。